「柿が赤くなれば医者が青くなる」
柿の成分表 (富有柿 可食部100gあたり) μg(マイクログラム)、Iu(インターナショナルユニット)
カロリー |
水 分 |
蛋白質 |
脂 質 |
炭水化物
(糖質) |
食物繊維 |
灰 分 |
カルシウム |
60kcal |
83.1g |
0.4g |
0.2g |
15.9g |
1.6g |
0.4g |
9mg |
リ ン |
鉄 |
ナトリウム |
カリウム |
マグネシウム |
亜 鉛 |
銅 |
カロテン |
14mg |
0.2mg |
1mg |
170mg |
6mg |
0.1mg |
0.03mg |
420μg |
ビ タ ミ ン |
A効力 |
E効力 |
B1 |
B2 |
ナイアシン |
C |
70Iu |
0.1mg |
0.03mg |
0.02mg |
0.3mg |
70mg |
※五訂日本食品表より
柿の効用
風邪の予防、美容、老化防止、疲労回復、ストレスに対する抵抗力形成に
ビタミン類、ミネラルを多く含み、さらにはカロテンの働きにより、身体の抵抗力・免疫力を向上させる。
富有柿1個300gで、ビタミンCが210mg摂取できる。(大人の1日必要量100mg)
高血圧の予防に
タンニンは、毛細血管の透過性を高める効果がある。
カリウムは利尿作用を持っており、タンニンとの相乗効果により血圧を低下させる。
酔い覚ましに
果糖を中心とする単糖類やビタミンB・Cにより、アルコール代謝が円滑かつ迅速に行われる。
果肉の褐斑(ゴマ)はタンニンが集まったもので二日酔い防止効果がある(解毒作用を持つ)。
アルコールデヒドロゲナーゼというアルコール分解酵素によりアルコール燃焼を促進する。
多量の糖分が、急性アルコール中毒となる低血糖を予防し、回復に役立つ。
カリウムの利尿作用によりアルコール排出量が増大する。
ガン抑制に
ガン抑制効果のある「β(ベータ)クリプトキサンチン」が温州蜜柑に近い値で含まれている。
動脈硬化の防止に
食物繊維のペクチンがコレステロールを減少させる。
脂質の改善に
悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの上昇を抑制し、血中脂質の上昇を抑える。
その他
しゃっくり止め ・・・ ヘタを煎じて飲むと効果がある。
※果実10個位のヘタ片を刻んで、水300mlで煎じ、半量まで煮詰めたものを服用する。少量の生姜を入れると飲みやすい。
血管の透過性向上 ・・・ 渋みの強い品種がより効果あり。
※ヘタをとった未熟な柿をすり鉢で砕き、水を入れてよくかき混ぜ、ビンに入れて1ヶ月ほど置くとカスが分離する。
カスを取り除き、残った褐色の液体を杯に1杯分くらい、牛乳に混ぜて1日3回食間に服用すると良いとされる。
内出血の止血作用、血圧降下 ・・・ 柿の葉茶
※成葉を蒸気で2~3分間蒸し、日陰で風に当てて乾燥させる。1日約10gを煎じてお茶のように飲む。
しもやけ治癒、咳止め ・・・ 干し柿
※干し柿の表面に出る白い粉をなめると咳止めに効くとされる。
(注).消化が良いとは決して言えないこと、身体を冷やす作用があることから食べすぎには要注意!
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